少林寺拳法紋章が今春より変更へ---卍が消える日---

少林寺拳法グループ」(総本部・香川県多度津町)は今春より、40年以上使用してきた「卍(まんじゅ)[仏教用語で『功徳』を意味する。]」のマークの使用をやめ、新しい紋章で出直すこととなった。というのも、卍という漢字をひっくり返すと、かつてドイツナチス軍が使用していたカギ十字(ハーケンクロイツ)に非常に似ており、欧米諸国での登録を拒否され、世界へ向けた活動に支障が出ていたため。

    • 最後に--

確かに卍という字はハーケンクロイツに似てますね。ハーケンクロイツナチスが作ったデザインではなく、ジャーマン・アーリア語族の起源とも関連があるSWASTIKAを19世紀の半ばごろから国威掲揚のシンボルとして掲げられていたそうです。ナチスがこれを使ったがために、むしろ「死を意味する卍の文字(左回りのSWASTIKA)」より、「ナチスハーケンクロイツ(右回りのSWASTIKA)」に対して忌避する傾向が強いと言われるそうな。

卍(まんじ) (新潮文庫)

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ユダヤ教思想における悪―なぜ、いま「悪」なのか

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古来の文様と色彩の研究―花筏・松皮菱・卍・月の兎・鼠色・茶色 その美的感情を紡ぐ

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